家が静かになったら。
そして、何も聴こえない時間を埋めようとするかのように
会話が生まれるようになった。
少し無理矢理ではあるけれど。
実は
テレビのリモコンが
とうとう壊れてしまった、というだけの事。
テレビではなくて
リモコンだけ。
だから、画面の傍まで行って
ボタンで押せば
チャンネルは切り替えられる。
しかし、
これまでリモートで切り替えていた
リモコンが
壊れてしまった様子。
電池を変えても
復活するような気配がない。
今朝に N が
ソファから落とした事が
致命傷になったらしい。
それでも
よくもここまで持ち堪えたと
太鼓判を押せるくらいの
耐久性だった。
同じく国産の DVD/HDD プレイヤは
数回落としただけで
使えなくなったけれど、
テレビのリモコンは
同じくらいおとされていても
ずっと最初の一台で
使い続けることができていた。
メイドインジャパン、すごい。
…という事で、
今はテレビが点く事もほとんど少なくなって、
今日は帰宅したら
テレビも点いていなくて、
点ける気もしなくて
静かだった。
無くなると
在ったことによる
ありがたみが分かるけれど
今回は私や奥さんだけでなく、
M も実感している様子。
そりゃ、昨日、
いや今朝まで自分の居る位置から
操作できていた訳なので
不便であるに違いない。
しかし、
それを理解しているのか、していないのか、
画面の傍まで行って
点けようとする事さえない。
もう 10 年近くが経つし
そろそろ買い替えても良いのかな、と思いつつ
奥さんが互換性のある
リモコンを探してくれる事に期待する。
10 年落ちだから
既に生産終了ということもあるだろうし、
大変だろうな。