昨夜は奥さんと
文書内で用いる " おそらく " についての議論となった。
奥さんが準備した文書を私が読んでいる時に、
"
恐らく〜と思います " という部分を指摘して、
"
おそらく〜と思います " という平仮名に置き換えたところから始まる。
私の考え方としては、
" 恐らく "って、いったい何を恐れているの?という単純な考えからで
この用法、
つまり " きっと " や " 多分 " という意味を意識しての利用方法は間違えていて
" おそらく" に置き換えるべきということ。
平仮名を用いずに、
あえて漢字を利用するのであれば、
推し量るという意味の " 推そらく " とすべきという考え方。
上記のような用法は " おそらく " ないと思っているけれど、一応。たしかに、
" 恐らく " という用い方はキーボードの変換文字でも出てくるし、
goo 辞書の国語辞書で " 恐らく " を調べても
[副]《「恐らくは」の略》
- 確度の高い推量を表す語。きっと。「明日は - 雨だろう」
- はばかりながら。
「身共は一人ぢゃと思うて、あなどっておぢゃるが、- 、いづれも大勢なれども、負くる太郎ではおりないぞ」< 虎寛狂・千切木 >
→多分(たぶん) [ 用法 ]
ということで、間違えてはいない。
しかし、" きっと " や " 多分 " という意味はあるものの、
" 恐らく " という漢字を用いるのは
2. の " はばかりながら " という意味で用いるべきだと考えている。
つまり、" 申し上げることさえ、はばかられますが... " のように
" 恐れ多いことながらお伝えすると " という用法は合っているのだろうけれど、
" きっと " や " 多分 " という用い方を意識している場合は
少しズレているのではないか、という考え方。
検索してみたら、
同じようなことを思われている方もいるらしく、
Yahoo! 知恵袋には 2009/7/2 01:43:30 に次のような投稿がされていた
「恐らく」を「多分」の意味で使っている方をよく見かけてそのたびに気分が悪くなりま..そうそう質問者の方の投稿内容に同意。
ベストアンサーに選ばれた回答者の方も述べられているけれど、
多分、時代の流れに合わせて
表記的に当て字を利用するようになってきて、
いつの間にか主流になってしまっているのだと思うけれど、
やはり間違えていると思う。
違っていても意味が通じれば良いのかもしれないけれど、
違うということを知っていて、
あえて間違えることと
違うということを知らずに
そのまま使ってしまうということでは
全然意味が違う。
きれいな日本語を使えるようになりたい。